ヒートショック 対策は おはやめに
10月になりました。
急に涼しくなり、冬がすぐそこまで来ている感じがしますよね。
今回は冬に備えての対策をご紹介します。
冬場、住まいの中の寒暖差から起こるヒートショックは
10月ころから発生率が急激に高くなり、
厳寒期の1、2月にピークを迎えます。
「自分は大丈夫」と過信は禁物です。
ぜひ、ふだんからの備えで気をつけてください。
◆ヒートショックのおさらい
ヒートショックとは気温差で血管が収縮して血圧が大きく変動することで心筋梗塞、
脳梗塞、失神などを発症してしまうことをさします。
ご高齢者の入浴中によく起こるのですが、
温かい居室から冷たい廊下を通って脱衣場で衣類を脱ぐことで体が冷え、
その直後に熱い湯に浸かると血管が収縮と拡張を繰り返すことになり
心筋梗塞や脳出血を起こす原因となるのです。
◆起こりやすい場所と、なりやすい人
冬場の冷え込んだトイレ、脱衣場、浴室のように
極端な温度差があるところに移動するときは要注意。
なりやすい人の傾向としては65歳以上(特に75歳以上)で、
狭心症や脳出血、脳梗塞の病歴があり、
不整脈や高血圧、糖尿病と診断された人は特に注意が必要です。
また、飲酒や食事直後、日常的に服用している薬を飲んだ直後や一番風呂、
42度以上の熱い湯での入浴は控えましょう。
◆肝心の予防法は
- 入浴直前直後の水分補給
血管を詰まらせる血栓予防には水分補給が効果あります。
水分を摂取することで血圧や血流の変動を引き起こしにくくすることができます。
お湯の温度は低めで長湯をしないことをおすすめします。
浴槽から急に立ち上がるのも身体によくありません。
- 食事や飲酒のタイミングは?
食事消化器官に血液が集まるため、自然と血圧は下がります。
入浴は血圧をあげるので変動を抑えるためにも1時間前には済ませましょう。
入浴前の飲酒は禁物。入浴後においしい一杯を適量召し上がってください。
- 部屋間の温度差は少なめに
脱衣所や浴室、トイレなどは暖房器具を設置しましょう。
ちょっとした気配りでヒートショックは予防できるので、
自分自身にもご家族にも「ならない、させない」という心がけで
これからの寒さにお気を付けくださいね。
リフォーム屋さんへのご相談もおススメです。