~外壁や屋根の塗替えも大切ですが…大事な木部・鉄部の塗装!~
住宅の塗替え工事といえば思い浮かぶのが、外壁や屋根などですが、それ以外に関心も薄く忘れがちな木部、鉄部の塗装があります。
昔より少なくなったとはいえ、木や鉄はほとんどの家で使われています。
木部は雨などによる腐敗鉄部にはサビという比較的分かりやすい傷み方があります。
実は、これらの場所は屋根や外壁よりも、先に傷みがでてきます。
そこで今回は塗替え工事では重要な木部、鉄部の話をしましょう。
・木部は腐る前に!
木材は軒裏・雨樋付近・雨戸・玄関ポーチ・濡れ縁といった所に使われています。
湿気や水分に弱いのは周知の事実ですが、紫外線も木部の天敵です。
直射日光があまり当たらない北東部と比べて南西部では木の傷み方が大きくなる傾向があります。
工事では傷みが激しい木は塗料の吸い込みが大きいので、そのような場所には全体のバランスを考えて、より多く塗る場合もあります。
塗装しても直らない場合は大工を入れて根本的に修理をしてから塗装になりますので、定期的なチェックはして下さいね。
・鉄部はサビる前に!
鉄は門扉、雨戸、シャッター、鉄階段、フェンス、手すりなどに使われています。
木材と同様にやはり雨などにより腐食し、サビが発生しやすくなります。
サビを長い間放置し、腐食が進むと鉄の強度がなくなり壊れてしまい、場所によっては安全性にも関わってきます。
溶接補強や取り換えが必要になる事もありますので、こちらも定期的な塗替えをお薦めします。
壁や屋根以外にも劣化してしまう部位はたくさんあります。
どこが原因で住宅自体の寿命が縮まってしまうかわかりません。
打つ手があるうちに塗り替える事が大切です。